多汗症・わきが治療の美容コラム

美容コラム

重度のワキガは反転剪除法でしか治療できないの?

多汗症・わきが治療
重度のワキガは反転剪除法でしか治療できないの?
  1. 症状によって異なるワキガの治療法
  2. 重度のワキガは反転剪除法で根本治療
  3. 切らないで治せるミラドライ&サーミドライ
  4. 重度のワキガでも切らずに治せる可能性はある

ワキガには、軽度から重度まで症状に違いがありますが、本人にはその差が分かりにくく、治療が必要かどうかの自己判断もしにくいのが難点です。


そのため、1人で悩みを抱えてしまう方も多いのですが、症状の重さによって治療の方法が異なります。治療が必要かどうかの判断をしてもらうためにもカウンセリングを受け、正しい症状を知る必要があります。


もし、カウンセリングの結果、重度のワキガだと診断されたとしても、あきらめる必要はありません。重度のワキガに適した治療法があります。


|症状によって異なるワキガの治療法


ワキガで悩んでいる人は少なくありません。でも中には、ワキガではないのにワキガだと思い込んでいる例もあります。ですから、ワキガで悩んでいる場合には、本当にワキガなのかどうか、どの程度のワキガなのかなどをきちんと確認する必要があります。


ワキガは軽度、中度、重度と3段階に分かれていて、症状ごとに効果的な治療方法が異なります。


ワキガはわきの下にある2つの汗腺「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」のうち、アポクリン汗腺から出る臭いのある汗が原因で起こります。ただし、汗そのものの臭いがワキガの臭いなのではなく、アポクリン汗腺からの汗が皮膚表面の細菌によって分解されることで、独特の臭いに変わります。


ワキガの治療は、臭いの元になるアポクリン汗腺からの汗をコントロールして、行われます。
軽度の場合には、制汗剤のような薬を塗って臭いの元になる汗を止めたり、ボトックスを注入することで汗腺を麻痺させて汗を出させないようにしたりする方法が採られますが、重度の場合には根本的な治療が必要になります。


|重度のワキガは反転剪除法で根本治療


重度のワキガは反転剪除法で根本治療


重度のワキガの治療法としては、「反転剪除法(はんてんせんじょほう)」が長年にわたって主流です。重度の場合、汗を止める程度では臭いを抑えられないため、汗を作る汗腺自体を取り除き、根本から治療するのです。


反転剪除法は、読んで字のごとく、わきの下をメスで切開した後、皮膚をひっくり返して、目で1つ1つアポクリン汗腺を確認しながら取り除いていきます。アポクリン汗腺を完全に取り切れば、ワキガの心配がなくなる確実性の高さが、選ばれる理由です。


しかし、皮膚を裏返してアポクリン汗腺を目視で取り除くため、わきの下を5cmほど切開しなければなりません。ですから、傷口が残る点はデメリットと言えます。


そのため、最近では傷口をできるだけ小さくして、効果を高めた切開法「マイクロリムーブ法」を導入する美容クリニックも出てきています。マイクロリムーブ法では、傷口の大きさを1~2cmほどに抑えることができるため、患者さんへの負担が小さくて済みます。


|切らないで治せるミラドライ&サーミドライ


切らないで治せるミラドライ&サーミドライ


重度のワキガは従来、切らずに治すのは無理だと言われていました。しかし、ミラドライが登場したことで、中~重度のワキガも切らずに治せるようになってきました。ミラドライは中度~重度のワキガを対象とする、マイクロ波を使ったマシンの名前です。


ミラドライは汗の水分に反応して熱を発するため、汗の水分が多いアポクリン汗腺とエクリン汗腺だけを狙って、破壊することができます。マイクロ波で破壊された汗腺は再生することがないため、一度破壊すれば長く効果を維持できます。また、アポクリン汗腺に加え、エクリン汗腺も照射で破壊するため、多汗症の治療も同時に行うことができます。


ミラドライでマイクロ波を照射するときは、肌表面を冷ましながら行います。しっかりと冷却しながら施術することで、やけどのリスクを減らせるのはもちろん、皮膚への負担を最小限にし、痛みも抑えられます。ミラドライを導入する美容クリニックが増え、ワキガ治療でも主流になりつつありますが、照射後に腫れがあるため、きちんとしたアフターケアをしてもらえる美容クリニックを選んで施術することが大事です。


同じく中度~重度のワキガの治療に使われるマシンには、サーミドライもあります。直径2~3mm程度の極細カニューレを皮膚の下に挿入し、高周波の熱でアポクリン汗腺とエクリン汗腺を破壊します。皮下に挿入するのが極細のカニューレのため、目立つような傷口はできません。


サーミドライは、高周波の発する熱で汗腺を破壊する方法のため、やけどすることがないよう赤外線カメラやサーモグラフィなどで、患部の温度を確認しながら治療を行います。サーミドライは、やけどのリスクを最小限に抑えるための患部のモニタリングが、キーポイントになります。
ですから、きちんとモニタリングをしてもらえる美容クリニックで施術を受けるようにしましょう。


|重度のワキガでも切らずに治せる可能性はある


重度のワキガでも切らずに治せる可能性はある


従来は重度のワキガといえば、反転剪除法を選ぶしかありませんでしたが、最近ではマイクロリムーブ法やミラドライ、サーミドライなど多くの方法が選べます。ですから、しっかりとしたカウンセリングを受け、納得のいく説明を受けてから、治療方法を選ぶようにしましょう。


自己判断せず、効果的な治療法を専門医に相談することが、ワキガの悩みを早く解消することにつながります。


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